寄り道したっていいじゃない

人生の寄り道って、不安だけど面白い。

普通の恋愛こそ、身近で面白いコンテンツ

恋愛の内容ではなく、その


心の動きが面白い。




恋愛小説でその面白さを教えてくれたのが、


以前にもブログで紹介した

石田衣良さん。



今まで私は、

小説はフィクションだから、

現実では起こらなさそうな奇跡みたいな恋愛、を楽しんでいたわ。



でも石田衣良さんの小説に出会ってからは、

より現実的な内容で、登場人物の心の動きに共感できるようなものの楽しさに気づいたの😌


(石田衣良さんの作品の中にはフィクションらしいものももちろんあるけどね)



でもなぜ、こんなにも共感しやすいリアルな恋愛ものをかけるのだろうと不思議に思っていたわ。


それを今回読んでいた


1ポンドの悲しみ」


のあとがきで知ったので、

石田衣良さんのお言葉を紹介するわね。



石田さんは、恋愛小説のネタとして、女性と相席する度に、

今までの恋愛でおもしろいことがあったかどうか、

を聞くそうなの。


そして返ってくる反応は、

「普通でつまらない」。

そんな人に話せるような劇的なことはない、と皆さん言うのだそう。




ただそこで石田さんがおっしゃったのが



『その「普通」が一番おもしろいんだ。劇的な恋なんて、つまらない。普通の女性が、普通の男性に心がかたむく一瞬の動きのほうが、ぼくの小説にはずっといいのです。』



(「1ポンドの悲しみ」石田衣良集英社文庫のあとがきより引用)




だからか。


この考えだからこそ、


ごく普通の恋愛が、小説として面白くなるのね。



人は共感できるほど、

興味を抱き、好きになる。



石田衣良さんの小説は、

まるで友達の恋バナを聞いているような、

そんなありふれた感じの心地良さがあり、

多くのファンがつくのかと思ったわ💋✨