知らなかったじゃ、済まされない
ダメなものは、ダメ
これ周りからよく言ってあげないと、
人によっては本当にダメだとわからずにやってしまうことがある。
そう思わせてくれたのは、
先日出先で見かけた親子のやり取りだったわ。
歩けるようになってきた子どもと、
園児位の子ども、
母親の3人が私の視界に入ってきたの。
最初は園児の子と母親が楽しそうに話していた。
でも、その子が母親に何かを得意げに見せた瞬間、
母親の表情が一変。急に叱りつけ始めたの。
「なんで持ってきたの!?」
「それはいけないことなんだよ!?」
こんな言葉を母親は繰り返し、その子の顔をしっかりと見て、半ば焦りながらも、猛烈に怒っていた。
その子はきょとんとしていたけど、次第に「自分がいけないことをしてしまった」というのを察したかのように、
俯きだんまりしてしまった。
だんまりしているその子を連れ、来た道を戻る親子。
母親は「返しに行かなきゃ」と呟いていた。
なんとなく察した私は目で彼女たちを追うと、あるお店の中にスタスタと早足に入っていった。
少女の行動と、母親の反応や言葉、
そしてお店に早足で向かったことから、
恐らく、お店の物を少女が持ってきちゃったらしい。
少女は母親に自慢げに見せていたことから、
それが悪いことだとは思っていなかった。
だから最初はなんで母親に怒られているのかわからなかったようだったけど、
お母さんに怒られる=悪いこと
だと認識したのか、しょぼんとしていたわ。
今回のことで、その子は
お店の物を勝手に取ったらいけない、
ということを学べたと思う。
内容は違えど、やってしまった本人(加害者)は
「そんなつもりじゃなかった」
「悪いことだと思わなかった」
と供述していることをよく聞く。
これが罪になること、悪いことだとなぜわからないとニュースを見ている人達は思うでしょう。
確かにしらばっくれてるだけかもしれない。
でも、中には知らずにいる人もいるかもしれない。
わかりやすい例だと、いじめ問題。
加害者側は口を揃えて「いじめてるつもりはなかった」と言う。
自覚していたかどうかもだが、
一番問題なのが、
それがやってはいけないことだとわかっていないこと。
本人がそう思っていなくても、
世の中でダメだと言われていれば、
それはダメなことなのだ。
知らずのうちに加害者に、なんて言葉をどこかで聞いた気がするけど、
悪いことを知っておくのは、自分の身を守ることでもあるから、いろんなことを知っておきたいわね😌